エスリル ニューキーボード NISSE くみたてキット説明書

2014.4.1(初版), 2020.5.7(改定版)

準備

くみたてにあたってご準備いただくもの: 以下のセクションで、向き注意と記載された部品には極性があります。ハンダづけのさいに、プリント基板のシルクスクリーンとおなじむきに部品を挿入するように注意してください。

注意: NISSEとパソコン本体との接続にはUSB2.0(Aコネクタ-Bコネクタ)ケーブルを使用します。MX(互換)スイッチ、MXスイッチ用キーキャップ、USBケーブルはくみたてキットにはふくまれていません。
注意: じっさいの基板および部品は、製品の改良のため、このページの写真と一部ことなることがあります。

右手鍵盤のくみたて

下記の部品を鍵盤プリント基板にハンダづけしていきます。ハンダづけの順番は、
  1. ダイオード、
  2. FFCコネクター、
  3. MXスイッチ、
  4. LED
です。

ラベル部品補足
LED1赤色LEDと、7 mmのLEDスペーサー向き注意 NUM LOCK
LED2緑色LEDと、7 mmのLEDスペーサー向き注意 CAPS LOCK
LED3青色LEDと、7 mmのLEDスペーサー向き注意 SCROLL LOCK
P1FFC コネクター向き注意 20FMZ-ST (基板がわは1ピンあまります。)
SW11 〜 SW231 (38個)MX(互換)スイッチ
D1 〜 D8 (8個)スイッチング ダイオード 1N4148向き注意

注意: PCBマウントタイプのMXスイッチには基板への固定ピンがついています。ハンダづけするまえに、すべてのピンをしっかりと奥まで基板にさしこんでください。Gateronスイッチのばあい、ピンがかたいばあいがありますが、やはりしっかりと奥までさしこんでください。

右手鍵盤の部品 右手鍵盤の部品

注意: 右手鍵盤と左手鍵盤のプリント基板はまったくおなじです。右手鍵盤をつくるときは、図2のようにプリント基板の左うえすみに"RIGHT"というシルクスクリーンが印字されていることを確認してください。

すべての部品をハンダづけしおえたら、図3のように、たかさ10mmの六角スペーサー(全ネジ)を2個、M3-6mmの低頭ネジでとめます。

the 右手鍵盤基板 右手鍵盤基板

部品名数量説明
低頭ネジ(M3-6mm)2
メタルスペーサー M3用 10mm 全ネジ2

つづいてキーキャップをMXスイッチにはめこみます。

左手鍵盤のくみたて

下記の部品を鍵盤プリント基板にハンダづけしていきます。

ラベル部品補足
右うえの21ピンのシルクスクリーン(ラベルなし)FFC コネクター向き注意 20FMZ-ST (基板がわは1ピンあまります。)
正方形のシルクスクリーン(ラベルなし) (38個)MX(互換)スイッチ
ダイオードのシルクスクリーン(ラベルなし) (8個)スイッチング ダイオード 1N4148向き注意

注意: 左うえすみのLED1, LED2, およびLED3の部分には部品は実装しません。

注意: 右手鍵盤と左手鍵盤のプリント基板はまったくおなじです。左手鍵盤をつくるときは、図4のようにプリント基板の右うえすみに"LEFT"というシルクスクリーンが印字されていることを確認してください。

左手鍵盤基板の部品 左手鍵盤基板の部品
すべての部品をハンダづけしおえたら、図5のように、たかさ10mmの六角スペーサー(全ネジ)を2個、M3-6mmの低頭ネジでとめます。
the 左手鍵盤基板 左手鍵盤基板

部品名数量説明
低頭ネジ(M3-6mm)2
メタルスペーサー M3用 10mm 全ネジ2

つづいてキーキャップをMXスイッチにはめこみます。

アルミ筐体のくみたて

NISSEのアルミ筐体は以下の部品からできています。

部品名数量説明
アルミ部品A1筐体上面。赤アルマイト加工。
アルミ部品B1筐体底面。白アルマイト加工。
アルミ部品C1筐体側面。白アルマイト加工。
平小ネジ(ステンレス)4筐体側面の固定用
平小ネジ(黄銅)4筐体上面の固定用
六角ナット13
低頭ネジ(M3-4mm)2
低頭ネジ(M3-6mm)7
M3 ナイロン ワッシャ8
M3 メタル スプリング ワッシャ6
メタルスペーサー M3用 5mm2
メタルスペーサー M3用 10mm3
メタルスペーサー M3用 15mm2
メタルスペーサー M3用 25mm2
ソフトクッション4

まずアルミ部品Bとアルミ部品Cを、ネジ穴がかさなるようにあわせます(底面がきちんとそろっていることを確認してください)。

部品Bと部品Cの固定用部品 部品Bと部品Cの固定用部品

つづいて、ステンレス製の平小ネジにナイロン ワッシャーをとおしてから、筐体外がわからさしこみ、六角ナットで内がわから固定していきます(計4ケ所)。

基板の固定用部品 基板の固定用部品
つぎに基板の固定用の六角スペーサーを9ケ所にとりつけます。
スペーサーをとりつけたところ スペーサーをとりつけたところ
スペーサーのたかさは、図8の左から順に、15mm, 5mm, 10mm, 25mm, 10mm, 25mm, 10mm, 5mm, 15mmです。5mmのスペーサーは低頭ネジ(M3-4mm)で、その他のスペーサーは低頭ネジ(M3-6mm)でとめていきます。

うらがえして底面にソフトクッションを図9のように左右対称な位置にはりつけます

ソフトクッションのはりつけ ソフトクッションのはりつけ

基板のとりつけ

2本のFFCケーブルを制御基板に挿入して固定し、制御基板を3つの六角ナットで筐体下部に固定します。

制御基板のとりつけ 制御基板のとりつけ
つづいて左右の鍵盤基板をFFCケーブルで制御基板に接続して、筐体下部に六角ナットで固定していきます。固定するときには、基板の上面にスプリング ワッシャをはさんでから固定してください。
左右鍵盤基板のとりつけ 左右鍵盤基板のとりつけ
さいごに、筐体上面(部品A)を、部品Aの外周と筐体下がわの外周があうように手でおさえながら、ナイロン ワッシャーをとおした平小ネジ(黄銅)で固定します(計4ケ所)。このとき、3つのLEDの上部が部品Aの穴からきちんとでていることを確認してください。
完成 完成
以上でくみたては完成です。PICマイコンにはブートローダーがはじめからかきこまれています。あとは、HIDBootloaderをつかって、ファームウェアのかきこみをおこなってください。