よくある質問
対応しているOSのバージョンはいくつですか。
2022年5月現在、New Unbrickの動作確認をおこなっているOSのバージョンはつぎのとおりです。
- Raspberry Pi OS with desktop, 32-bit, bullseye (April 4th 2022)
- Raspberry Pi OS with desktop, 64-bit, bullseye (April 4th 2022)
- Ubuntu Desktop 22.04 LTS
New Unbrick用のデバイスドライバーは、LinuxのDynamic Kernel Module Support(DKMS)をつかって管理しています。Linuxカーネル内部のインターフェイスに変更がなければ、カーネルのアップデートに自動的に対応していきます。
マウスの右クリックが必要なときは、どうしたらよいですか?
ペンを液晶にタッチしたままにしておくと、右クリックをシミュレートするように設定しています。具体的には、gnomeのアクセシビリティーの右クリック機能を有効にしています。
$ gsettings set org.gnome.desktop.a11y.mouse secondary-click-enabled true
HDMIと液晶を同時につかうと、ペンでタッチした位置が液晶とあわなくなりました。なおせますか?
コマンドラインでつぎのように入力すると、一対一で対応するようになります。
$ xinput map-to-output 'Esrille New Unbrick Touch Screen Pen (0)' DPI-1
ペンで操作できる範囲は液晶のなかにかぎられます。モニターを使用するときは、あわてせマウスも利用してください。
Ubuntuで「システムプログラムの問題が見つかりました」というようなメッセージが表示されました。
そのままメッセージをとじてしまって、とくに問題はありません。Raspberry Pi用のUbuntu Desktopは、公開されてから、まだそれほど時間がたっていません。問題を報告すると、Ubuntuの今後の開発に役だてられます。
New UnbrickのなかのRaspberry Pi 4Bをとりだせますか?
Raspberry Piをつかった電子工作に慣れているひとであれば、比較的かんたんにとりだせます。なかの部品を交換するときは、つぎの手順でおこないます。
- マイクロSDカードを本体からぬいておきます。さしたままだと、内部の部品をとりだせません。
- New Unbrickの側面のネジをすべてはずします。
- エンクロージャーの液晶がわのパーツをうえにもちあげて、はずします。
- あとは、ドライバーなどをつかわずに、なかの部品をとりだせます。
内部には、
- New Unbrickのメイン基板(Raspberry Pi 4B用のアドオンボードです)
- New Unbrickのサブ基板(フロントLEDとボタンがついています)
- 液晶
- ファン
がはいっています。とりだすときは、静電気の発生を防止する準備をしてください。フレキシブルケーブルでメイン基板とつながっている部品もあります。無理な力がかからないように注意してください。