OSのインストールと設定(せってい)

0. 必要(ひつよう)なもの

 New UnbrickにOSをはじめてインストールするときは、つぎのようなものが必要(ひつよう)になります。

 また、インターネットにつなげられる環境(かんきょう)必要(ひつよう)です。

 これらは、Raspberry PiにOSをインストールするときに必要(ひつよう)になるものとおなじです。OSの設定(せってい)がおわれば、パソコンや、HDMIケーブル、モニター、マウスはなくても問題(もんだい)ありません。

1. OSのイメージをダウンロードする

 パソコンをつかって、OSのイメージをダウンロードします。

 「Raspberry Pi OS」を利用(りよう)するときは、つぎのページからダウンロードします。

 「Ubuntu Desktop」を利用(りよう)するときは、つぎのページからダウンロードします。

 「Ubuntu Desktop」を利用(りよう)するには、2GB以上(いじょう)のRAMを搭載(とうさい)したRaspberry Pi 4Bが必要(ひつよう)です。

 New Unbrickのばあいは、「Ubuntu Desktop」をつかうと、かんたんにバックライトのあかるさを調整(ちょうせい)したりできて便利(べんり)です。

2. OSをマイクロSDカードにかきこむ

 パソコンをつかって、マイクロSDカードにダウンロードしたOSをかきこみます。かきこむ手順(てじゅん)は、ふつうのRaspberry Piのときとおなじです。「Ubuntu Desktop」は、「Etcher」をつかうと、かんたんにかきこめます。

3. New Unbrickの電源(でんげん)をいれて、OSの初期(しょき)設定(せってい)をする

 まず、つぎの手順(てじゅん)でNew Unbrickの電源(でんげん)をいれる準備(じゅんび)をします。作業(さぎょう)ちゅうに電池(でんち)ぎれになることがないように、ACアダプターをつかって作業(さぎょう)してください。

  1. New Unbrickに、OSをかきこんだマイクロSDカードをさしこむ。
  2. New Unbrickに、キーボードとマウスをつなげる。
  3. HDMIケーブルで、New Unbrickとモニターをつなげる。
    はじめてNew Unbrickの電源(でんげん)をいれるときは、液晶(えきしょう)画面(がめん)にはまだなにも表示(ひょうじ)されません。
  4. USB Type-Cケーブルで、New UncrickとACアダプターをつなげる。

 準備(じゅんび)ができたら、New Unbrickの電源(でんげん)をいれます。OSが起動(きどう)して、設定(せってい)ができるようになるまで、しばらく時間(じかん)がかかります。設定(せってい)画面(がめん)表示(ひょうじ)されたら、画面(がめん)表示(ひょうじ)どおりにOSを設定(せってい)していきます。

4. New Unbrick(よう)のデバイスドライバーをインストールする

 New Unbrickには、つぎのようなデバイスがくみこまれています。

 これらのデバイスを有効(ゆうこう)にするには、OSに専用(せんよう)のデバイス ドライバーをインストールして設定(せってい)する必要(ひつよう)があります。

 New Unbrick(よう)のデバイスドライバーは、ソースコードとあわせてGitHubから公開(こうかい)しています。

 ターミナルをひらいて、つぎのようにコマンドを実行(じっこう)して、デバイス ドライバーをインストールします。

$ wget https://github.com/esrille/new-unbrick/releases/download/v1.0.0/new-unbrick-dkms_1.0.0_all.deb
$ sudo apt install ./new-unbrick-dkms_1.0.0_all.deb

 インストールが完了(かんりょう)したら、OSをシャットダウンします。この時点(じてん)では、まだインストールした設定(せってい)有効(ゆうこう)になっていないので、New Unbrickの電源(でんげん)自動(じどう)(てき)におちません。画面(がめん)がきえたら、電源(でんげん)ボタンをながおしして、New Unbrickの電源(でんげん)をきります。さいごに、New UnbrickからHDMIケーブルをぬきます。

5. New Unbrickを起動(きどう)してみる

 ここまでの手順(てじゅん)でNew Unbrickの設定(せってい)完了(かんりょう)しています。New Unbrickを起動(きどう)しなおすと、インストールした設定(せってい)有効(ゆうこう)になります。

 起動(きどう)()は、液晶(えきしょう)画面(がめん)にデスクトップが表示(ひょうじ)されます。ペンやカレンダー時計(どけい)もつかえるようになっています。また、OSをシャットダウンすれば、New Unbrickの電源(でんげん)自動的(じどうてき)にきれるようになっています。

6. アプリケーション ソフトウェアをインストールする

 エスリルからは、New Unbrickにあわせて、つぎのようなアプリケーション ソフトウェア提供(ていきょう)しています。

 これらのソフトウェアはソースコードとあわせてGitHubから公開(こうかい)しています。あわせてインストールしてみてください。ソースコードはPythonをつかって、できるかぎりシンプルにかかれています。プログラミングの勉強(べんきょう)がすすんできたら、ソースコードをみてみたり、じぶんで改造(かいぞう)したりしてみてください。New Unbrickも、とてもべんりなパーソナル コンピューターになります。

 また、UbuntuやRaspberry Pi OSもべんりなアプリケーション ソフトウェアをたくさん用意(ようい)しています。あわせて利用(りよう)してみてください。